はじめに

タイルのクオリティは素地で決まります

住まいのキッチンや浴室などの水まわりや玄関、ビルや住宅の外壁や、駅のホームや階段などに、さまざまな形や色や模様のタイルが使われています。
そんなタイルですが、どのように作られているかご存じでしょうか?
詳しく知っている人は少ないかと思います。
単純に粘土をこねて、固めて、色を付けて、焼いて出来るものではありません。
実はタイルの種類だけタイルの素となる素地の種類がありタイルの色の数だけ釉薬や素地の色の種類があります。
おなじ形や色のタイルでもよーく見ると、微妙に形や色が違います。同じタイルは一つ無いと言っても言い過ぎではありません。
このようにタイルを工業製品として安定的に生産・供給し続けるには、タイルの原料や素地の品質から製造まで、厳しい管理が必要です。
特に元となるタイルの素地の品質が重要です。
それは、タイルの品質は、素地によってほとんど決まるからです。

たった3種類の原料から広がるバリエーション

タイルの素地は、3種類程度の砂と石、粘土を原材料とします。
タイルの用途や製法によって、それらの原料を組み合わせ、さまざまな種類の素地を作ります。
わずか3種類程度の原材料の配合を少し変えるだけで、出来上がるタイルの性質は全く違ってきます。
また、タイルが焼かれる時の窯の最高温度や、温度が上昇するまでの時間等(これらを窯の雰囲気‥‥といいます)によって、同じタイルを作るのに、微妙に配合を変えなければなりません。
タイルの素地を高い品質に保ち、安定して製造・供給することが、工業製品としてのタイルの第一歩です。

ここでは、私たちが製造・販売する素地について情報を発信し「タイル」や「やきもの」のことを多くの方に知って、そして、魅力を身近に感じて頂きたいと思います。

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